例えばビールの宣伝。
今にもこぼれ落ちそうなしずくをグラスいっぱいにつけた映像(V)は、とてもよく冷えた(K)ビールだと分かります。
そして、プシュッ、シュワーッと泡の出る音、焼肉のジュウッっという音(A)、ゴクッと飲み干す音(A)、そしてビールを飲んだ後には「あーっ」という声(A)と共に、満足そうにしている表情(V)、「うまい!」の一言(K)、こんな具合です。
車であれば、美しいスタイリングの映像(V)、エンジン音(A)やバタンと閉まる重厚感あふれるドアの音(A)(K)、滑らかな質感あふれるシート(K)など、やはりVAKがたくみに取り入れられています。
テレビのコマーシャルだけでなく、紙で印刷された宣伝媒体であっても、限られた表現手段のなかでも五感をフルに使って伝えようという工夫が見られます。(ちなみに人間が文字を読む際には、無意識に音読しているケースが多いので、主に聴覚を使うと言われています)
ものによってはダイレクトメールにサンプルを同封したりなど、反応を高めるためによりリアリティを高める努力がされているのです。
人それぞれに好んで使う感覚に偏りがあり(先述のテストのように)、視覚優位な人、聴覚優位な人、身体感覚優位な人がいます。
また、日本人は視覚優位なタイプが多いとか、意思決定を行うプロセスに、この五感の組み合わせ順番、パターンがあるなどと言われてもいます。少なくとも宣伝をする側は五感をバランスよく使って広告表現をするようにすることが重要です。
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