さて、目にする回数が多いほど好意を持たれるのなら、実際に会うことが無理でも何か目に触れさせることができれば、接触を続けることの効果がありそうです。
そこで、重宝がられているのがニュースレターといわれる手紙です。
まだ、成約するまえの見込み客を営業員がすべてフォローして回るのは、会社の資源をあまりに使いすぎるため実質的に無理なことがほとんどです。
また、一度購入してくれたお客さんでも、リピート購入や紹介などの可能性はありますが、こちらも営業員が全てをフォローして回れるわけではありません。
そこで、そうした人が興味を持ってくれそうな情報を手紙で発信することで、実際には会わなくても、定期的に接触できる仕組みを作ることができます。
「世界で最も偉大な自動車のセールスマン」としてギネスブックにも載っているジョー・ジラードは毎年、顧客に手紙を送り続けたそうです。
その手紙と彼の驚異的なセールスの記録との関連性を厳密に計測した記録はありません。しかし、そんな一見して無駄に見えるような行為を彼が止めなかったのは、何らかの影響を感覚的に感じていたからかもしれません。
他の人には分からなかったけれども、彼だけには顧客との間に出来てくる何かが分かっていた、見えていたということではないでしょうか。
ただ、この接触と親近感の法則には注意も必要です。
必ずしも、親近感の増すことが好意に結びつくことばかりではないのです。
よい印象、あるいは中立的な印象であればいいのですが、最初の印象が悪かったり、悪い印象を与えてしまう接触を続けると、余計に嫌いにさせてしまいます。
回数だけでなく、中身をどうするかということも重要なのです。
少なくとも、会った時に声をかけられるように、興味を持って見てくれていい印象を持ってもらえるような人柄とか、会社の印象を伝える工夫は必要です。
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